Zhowu Sangyuan

ぼくは再び、空港へ向かう。駆け足だった旅も終わりを告げ、日常へと舞い戻る。その手には幾許かの土産と、千数百枚にも及ぶ旅の記録、そして大切な想い出があった。ホームタウンへの飛行機を待ちながら、撮りためた写真を横目に旅の記憶を振り返る。

それは様々なことを学ぶ旅であったように思う。この街の広大な大地と悠久の時間、国ではなく民族という単位、そして日常の中の信仰。旅はいつでも、いろんなことを教えてくれる。そしてぼくらはいつでも旅の途中。人生という長き旅の中、まだまだ学ぶべきことはたくさんあるのだった。