okeie

もともと、あまり大きな本棚ではなかった。

新書サイズで奥行き二列。気がついた時には、既に収まらない量になっていた。

妥協案でダンボールに詰めた。ふたはこ、みはこ。部屋の隅にひっそり増殖していった。

とある本を読み返したいと思った。

ダンボールを開け、取り出して、確認して、詰め直して。そんな作業を繰り返した。

目に見えるところ、すぐに手が届く場所に置きたかった。

半透明のプラスチック収納箱に詰めて、床に並べた。

一段、二段。本棚の前で次第に増殖していった。

収納箱を購入するにも際限がないと思った。

一冊、二冊、そのまま積み上げるようになった。

時は流れ、ブックタワーは高くそびえる。