Yasuko Saima
花が持つ、心をハッとつかまれるような一瞬の美しさ。たとえば、旅先の山のふもとでパッと目に飛び込む一面の高原植物。人の手が加わっていないその花々の無垢な自然のきらめき。そんな偶然出会う、ふとした瞬間の感動を、どう書けば、どう表現したら、家族や友達、まだ見ぬ誰かに伝えられるのか。
写真や映像で、今は簡単に出会った花や風景を人に見せられる。ただ、私のココロにうつった感動、その思いは、きっと同じには伝わらない。
だけど、その一瞬の感動、ココロの根っこにあるかすかな「揺れ」のようなものを表現したい。感動にぴたりフィットする言葉が見つかって、イメージする感動が相手に伝わった時、お互いの顔に広がるのは笑顔でふわりと咲くココロの花。
そのココロの花は、ふんわりやわらかで、やさしい香りがする。その一瞬が、生活に、ココロに、彩りを与えてくれる。
自分でない誰かと思いを分かち合える幸せ。それは、生きていく上でホントに大切なこと。人に伝わるって嬉しい。人の思いが分かるって嬉しい。分かち合える嬉しさって、人が本来持つとても大きな幸せの一つだと、私は思います。
思いを分かち合うことは、さらなる新しいステキをひき出すプロローグ。それはとても幸運な、うれしいきらめきが舞い降りる瞬間。
ライターという仕事を通して自分が感じた一瞬のきらめき、そしてそこに多くの人の抱える思いやひらめきをクリアに伝える言葉を見つけ、人の日常に、たくさん、ふわふわのココロの花を咲かせたい。
そのためには、言葉の力を信じ、人や自然の一瞬を、美しい言葉や文章で切り取り表現していくことが大切だと思っています。
あなたのココロが、世界が、生き生きと輝き、みんなで分け合うココロのお花畑になりますように。